ギリシャ・ローマ神話物語
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オデッセイを見る前に知っておきたい背景知識|トロイア戦争 ギリシャ・ローマ神話の人物相関図 原作を読む順序

映画オデッセイを理解するには、まずこの作品の原作であるオデッセイアがトロイア戦争の後、オデュッセウスが故郷へ帰る旅を描いているという事実を知っておけば十分です。トロイア戦争そのものは同じホメロスの叙事詩イリアスが担っており、二つの作品は同じ世界の異なる範囲を扱う物語です。さらに、戦争のきっかけとなったヘレネ、帰還を助けるアテナと妨げるポセイドンの関係を押さえておけば、見る前の背景知識としては十分です。

トロイア戦争の発端、ヘレネを中心に

戦争のきっかけはヘレネと結びついています。ヘレネはスパルタの王メネラオスの妻でしたが、トロイのパリスとの関係が戦争の発端となりました。

そこでメネラオスを中心にギリシャ側がトロイを攻めることになるのですが、オデュッセウスはイタケの王として、このギリシャ側の参戦した王の一人です。背景知識の第一の軸は「ヘレネ-メネラオス-パリス」とつながる戦争の原因であり、第二の軸は参戦後の帰還を扱うオデッセイアです。

主要人物の関係整理

原作オデッセイア第1巻は、物語に必要な人物たちを一挙に登場させます。オデュッセウスが戻らない間、イタケには求婚者たちが住み着き、妻ペネロペに求婚し、息子テレマコスは父の消息を求めて旅立ちます。

オデュッセウスイタケの王、トロイア戦争に参戦した後の帰還の旅の主人公
ペネロペオデュッセウスの妻、イタケで求婚者たちと向き合う
テレマコスオデュッセウスの息子、父の消息を探して旅立つ
ヘレネメネラオスの妻、トロイア戦争の原因と結ばれた人物
メネラオススパルタの王、テレマコスが訪ねる人物
ネストルピュロスの王、テレマコスが訪ねる人物
アテナオデュッセウスの帰還を助ける女神
ポセイドンオデュッセウスの帰還を妨げる神

テレマコスの旅は、事実上の人物相関図の探索といえます。彼はまずピュロスでネストルに会い(第3巻)、続いてスパルタのメネラオスに会います(第4巻)。メネラオスの妻こそヘレネであるため、この訪問を通じて戦争側の人物たちがオデッセイアの舞台に自然につながります。

神々の介入の方向性も明確です。アテナはオデュッセウスの側に立って帰還を助け、ポセイドンは彼を妨げます。この対比がオデッセイア全体を貫く神話的な軸であり、神々同士の関係をより広く眺めたい方はギリシャ・ローマ神話の神々の整理へ進んで読むとよいでしょう。

原作を読む順序、イリアスからか

背景をスムーズに押さえる順序は、イリアス(戦争)を先に読んでからオデッセイア(帰還)へ進むことです。出来事の時系列と一致するため、オデッセイアに戦争の人物たちが登場するときに理解しやすくなります。

ただしこの順序は読者のための読書の提案であり、古代から伝わる必須のルールではありません。オデッセイアは独立した叙事詩なので、いきなり読んでも物語そのものは成立します。

推奨順序1) イリアス → 2) オデッセイア
性質読書の提案であり、オデッセイアから読むことも可能
イリアストロイア戦争を扱う
オデッセイア戦争後のオデュッセウスの帰還を扱う

初めて古典叙事詩に触れるなら、入り方から決めておくのが楽です。オデッセイアの初めての読み方に始めの基準をまとめてあり、戦争側の原作が気になる方はイリアスの書籍と原作ガイドへ続きます。

この物語が進む方向

オデッセイアは、オデュッセウスが故郷イタケに戻り、ペネロペやテレマコスと再会し、家を占拠した求婚者たちと向き合うなかで物語が結末を迎えます。帰還の旅と家族の再会が一本の線でつながる構造なので、先に整理した人物関係を知って見ると結末がずっと鮮明になります。具体的な最後の展開が気になる方はオデッセイアの結末まとめで確認できます。

よくある質問

Q. オデュッセウスはトロイア戦争の後、何をしますか?
A. 戦争が終わった後、故郷イタケへ帰る旅を続けます。オデッセイアが扱っているのはまさにこの帰還の過程です。

Q. イリアスとオデッセイアはどの順序で読みますか?
A. 背景の理解には、イリアス(戦争)を先に読んでオデッセイア(帰還)へ進む順序が有利です。ただしこれは読書の提案にすぎず必須ではないため、オデッセイアから読んでも物語そのものは成立します。

Q. アテナとポセイドンはどのように介入しますか?
A. アテナはオデュッセウスの帰還を助け、ポセイドンは妨げます。この二神の対比がオデッセイア全体を貫く核心の軸です。